Go beyond yourself!
私はもともとengineerでした。日々データを収集・解析し問題の原因解明・新規の製造方法などを生み出すことに生き甲斐を感じ、日本企業で10年以上過ごしました。そしてそれが自分に一番向いているものと思っていました。
- 外資企業では大体の場合、日本企業に比べいろいろな部署に移る機会が増えます。そうしながらキャリアを積んでいくというのが一般的なスタイルだからです。
- 私はこれは企業の経営的には両刃の剣であると思います。fresh eyeでものを捕らえるという良い面とexpertiseの蓄積が弱いという悪い面です。でも、とりあえずそれはここでは置いておきましょう。
- しかし個人のキャリア育成・能力発掘の面では悪くないと思っています。生粋のengineerであった私も外資での経験を通じて様々な分野の業務に触れてきました。
- 基本的にはProject managementの仕事ですから、それほど専門分野に深入りするわけではありませんが、製造・開発・購買・財務・販売・マーケティングなどの業務に触れることが出来ました。
- そうすることによって、それまではengineering以外の領域にさらされることに抵抗があった自分の中にも思わぬ発見が見えてきます。そしてそれを通じて新しいものに積極的にchallengeしていこうというmindsetも培われていくように思います。
- あまり早い時期に自分のやりたいことをコチコチに固めてしまう必要はないと思います。
- ただ反対に、最近よく耳にすることがあります。「自分のやりたいことが決まらないから決まるまでフリーターやってます。」 フリーターというのは平たくいえば、所得税未納の日雇い労働者のことです。私には怠惰な言い訳にしか聞こえません。そんな考え方では50歳、60歳になっても決まらないと思います。
- 偉そうにいわせてもらいました..........